映画ベートーヴェン捏造は実話？あらすじや原作・キャスト・上映館まとめ

2025年秋、音楽史上最大のスキャンダルが、まさかの実写映画化！その名も『ベートーヴェン捏造』。脚本にバカリズムさんを迎え、豪華キャストで描かれるこの作品は、公開前から大きな話題を呼んでいます。

「ベートーヴェン捏造」って映画が気になるけど、どんな内容なの？

「実話が元になってるって本当？キャストも豪華だし、メインテーマ曲はあの清塚信也さんが演奏するらしいよ！」

面白そう！公開日とか、原作についても詳しく知りたいな。

そんなあなたの疑問に、この記事がすべてお答えします。

映画『ベートーヴェン捏造』はどんな話？公開日やあらすじ

公開日はいつ？作品の基本情報一覧

映画『ベートーヴェン捏造』は、2025年9月12日（金）に全国の劇場で公開されます。監督は音楽を用いた映像演出に定評のある関和亮さん、そして脚本は、その独特の観察眼と会話劇で多くのファンを持つバカリズムさんが担当します。

配給は松竹株式会社です。主演の山田裕貴さんをはじめ、個性豊かな実力派キャストが集結した、この秋注目の作品です。

脚本バカリズムが描くあらすじ （ネタバレなし）

歴史に名を刻む偉大な天才音楽家、ベートーヴェン。耳が聞こえないという苦難を乗り越え、数々の名曲を生み出した聖なる人物というのが、私たちのよく知るイメージです。

しかし、その実際の姿が「下品で小汚いおじさん」だったとしたら？この映画は、世に伝わる崇高なベートーヴェン像を、忠実なる秘書シンドラーが“捏造”していく物語です。

シンドラーはなぜ、そしてどのようにして嘘で真実を塗り替えたのか。彼の嘘がバレるかバレないのか、ハラハラする展開が待ち受けます。

予告編の最新動画はこちら

『ベートーヴェン捏造』本予告動画はこちら。

山田裕貴さん演じるシンドラーの必死な姿や、古田新太さん演じる人間味あふれるベートーヴェンの様子など、バカリズムさんの脚本らしいコミカルさとシリアスさが入り混じった映像は、見るだけで期待が高まります。

ぜひチェックしてみてくださいね！

メインテーマ曲は清塚信也が演奏！作品を彩るピアノ曲

メインテーマ曲はベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」

本作のメインテーマ曲は、ベートーヴェンの最高傑作の一つとして名高い、ピアノ・ソナタ第23番「熱情」の第3楽章に決定しました。

この激しくも美しいピアノ曲が、映画のドラマチックな物語をどのように彩るのか、非常に楽しみです。作品を象徴するこのピアノ曲は、映画の大きな聴きどころとなるでしょう。

ピアノ演奏は人気ピアニスト清塚信也さんが担当

メインテーマ曲である「熱情」のピアノ演奏を担当するのは、人気と実力を兼ね備えたピアニストの清塚信也さんです。

クラシックの枠にとどまらない多彩な活動で知られる清塚信也さんの情熱的な演奏が、映画の世界観をさらに深く、そして豊かに表現してくれることは間違いありません。

↓こちらが清塚さんご本人の演奏です。

劇中で使用されるその他の名曲

メインテーマ曲以外にも、劇中ではベートーヴェンが遺した数々の珠玉の音楽が使用されます。「第九」や交響曲第7番、「エリーゼのために」や交響曲第6番「田園」など、誰もが一度は耳にしたことのある名曲が、物語の様々なシーンを盛り上げます。

どの場面でどの作品が使われるのか、音楽に注目して鑑賞するのも一興です。

映画『ベートーヴェン捏造』の登場人物と豪華キャスト一覧

主演シンドラー役は山田裕貴・ベートーヴェン役は古田新太

本作の主人公であり、ベートーヴェンへの愛が重すぎる秘書アントン・フェリックス・シンドラー役を演じるのは、俳優の山田裕貴さんです。

そして、シンドラーさんから熱烈に敬愛されるも、その実態は下品で人間臭いベートーヴェン役を、唯一無二の存在感を放つ古田新太さんが演じます。この二人の化学反応が、物語の大きな核となります。

ショパン役はミセスの藤澤涼架 映画初出演で話題

19世紀の音楽界を代表する「ピアノの詩人」ショパン役には、大人気バンドMrs. GREEN APPLEのキーボード、藤澤涼架さんが抜擢されました。

本作が映画初出演となる藤澤涼架さんが、天才ピアニストをどのように演じるのか、ファンならずとも大きな注目が集まっています。

市川紗椰など脇を固める個性派キャストまとめ

ほかにも、ベートーヴェンの初恋の人エレオノーレ役に西田尚美さん、ベートーヴェンの弟子リースの妻ハリエット役に市川紗椰さん、シンドラーの嘘に気づくジャーナリスト・セイヤー役に染谷将太さんなど、非常に豪華なキャスト陣が名を連ねています。

さらに、ベルリン王立図書館の責任者デーン役に安井順平さん、ジャーナリスト・セイヤーの友人役に泉澤祐希さん、シンドラーとベートーヴェンの出会いのきっかけを作る劇場スタッフ役に前野朋哉さんが出演します。

このほか、神尾楓珠さん、前田旺志郎さん、小澤征悦さん、生瀬勝久さん、小手伸也さん、野間口徹さん、菊地姫奈さんらもキャストとして名を連ねており、ベートーヴェンとシンドラーを取り巻く重要人物を演じ、物語に深みを与えます。

人物相関図

出典：ベートーヴェン捏造公式サイト

この物語は、ベートーヴェンを敬愛し彼のイメージを捏造する秘書シンドラーを中心に展開します。その周囲には、真実のベートーヴェン像を知っていると主張する友人や弟子たちが現れ、熾烈な情報戦が勃発します。

さらに、シンドラーの嘘に疑いの目を向けるジャーナリストのセイヤーも登場し、物語は複雑に絡み合っていきます。誰が味方で誰が敵なのか、その関係性を頭に入れながら観ると、より一層楽しめるでしょう。

原作は実話？音楽史を揺るがしたベートーヴェン捏造事件の真相

原作はかげはら史帆のノンフィクション小説

この映画の原作は、文筆家 かげはら史帆さんが執筆した歴史ノンフィクションの傑作『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』です。

かげはら史帆さんは1982年生まれの作家で、『ベートーヴェンの愛弟子』といった評伝も手掛けるなど、この時代の音楽史に深い知見をお持ちです。

歴史上の出来事を、まるで目の前の出来事のように感じさせる現代的な語り口が、多くの読者から高く評価されています。

この原作本がテーマとしているのは、音楽史上最大のスキャンダルとも言われる「会話帳改竄（かいざん）事件」です。なぜこの事件が起きたのか、その真相に迫る内容が、刊行以来、音楽ファンのみならずミステリーファンにも衝撃を与え、大きな話題を呼びました。

捏造の犯人 ベートーヴェンの秘書シンドラーとは誰か

現代に伝わるベートーヴェン像の多くは、彼の秘書であったアントン・フェリックス・シンドラーが書いた伝記が元になっています。

しかし、その伝記の根拠とされた「会話帳」（耳の聞こえないベートーヴェンが用いた筆談ノート）が、シンドラー自身によって改竄（かいざん）されていたことが研究で発覚しました。

シンドラーこそが、ベートーヴェンのイメージを捏造した張本人です。

どこまでが実話でどこからが映画の創作？

本作は、この「会話帳改竄（かいざん）事件」という衝撃的な実話をベースにしています。ベートーヴェンが実際には人間臭い人物であったことや、シンドラーが彼のイメージを理想的なものに作り替えようとしたことは、ノンフィクションとして語られている部分です。

映画では、この驚くべき史実を基に、バカリズムさんの脚本によってエンターテイメント性豊かな会話劇やドラマが加えられているのではないかと思います。

原作は文庫本・単行本・Kindleでも読める

原作である『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』は、河出文庫から文庫本が出版されており、Amazonなどのオンラインストアや全国の書店で購入することが可能です。

kindleでも読めますよ♪ぜひチェックしてみてくださいね

映画を観る前に読んで予習するのも、観た後に読んで真実を深く知るのも、どちらもおすすめです。

映画『ベートーヴェン捏造』のラスト結末はいかに

※このセクションは、映画の結末に触れる可能性があります。鑑賞前の方はご注意ください。

バカリズム脚本の会話劇は面白い？つまらない？

バカリズムさんの脚本は、多くの視聴者から「非常に面白い」と高く評価されています。では、その面白さの源泉はどこにあるのでしょうか。こちらの参考記事によれば、その魅力は従来のドラマの枠組みを覆す独自性にあります。

まず、「日常と非日常の巧みな融合」が挙げられます。平凡な日常にタイムリープや宇宙人のような非現実的な要素を織り交ぜながらも、それを特別なこととして扱わないことで、独特のリアリティを生み出しています。

そのリアリティを支えるのが、「お笑い芸人として培われた自然な会話劇」です。登場人物たちのやり取りは極めてリアルで、視聴者は不自然さを感じることなく物語に没入できます。

また、「既存ジャンルの脱構築」も大きな特徴です。視聴者の予想を心地よく裏切る「ハズシ」の技術や、必ずしも成長を求めない「不完全なキャラクター」の肯定は、現代の視聴者に新たな共感をもたらしています。さらに、「巧みに配置された伏線とその見事な回収」も、物語に深みを与え、視聴者に謎解きのような楽しみを提供しています。

偉大な音楽家ベートーヴェンという「非日常」な存在の、人間臭く俗っぽい「日常」を描き出す本作のテーマは、まさにこれらのバカリズム脚本の真骨頂が発揮される最高の舞台と言えるでしょう。

だからこそ、今回の映画『ベートーヴェン捏造』も、私たちの予想を遥かに超える傑作になることが大いに期待できます。公開が本当に楽しみですね。

音楽ファンも唸る？史実とフィクションの絶妙なバランス

本作は、史実に基づいたノンフィクションが原作ですが、あくまで一本の映画作品です。史実をどこまで忠実に描き、どこに映画ならではの創作を加えているのか、そのバランス感覚は鑑賞後の大きな論点となるはずです。

特にクラシック音楽ファンにとっては、歴史上の人物たちの描かれ方について、様々な感想や議論が交わされることになるでしょう。

ラストシーンの意味と事件の結末はいかに

物語の核心は、シンドラーがついた「嘘」が最終的にどうなるのか、という点です。彼の捏造はジャーナリストのセイヤーさんによって暴かれてしまうのか。

それとも、シンドラーの作り上げた「理想のベートーヴェン像」が、真実として世の中に受け入れられてしまうのか。映画がどのような結末を迎えるのか、そしてそのラストシーンが何を意味するのかは、最大の考察ポイントと言えます。

映画『ベートーヴェン捏造』の上映館と配信情報

ムビチケ前売券の料金と特典情報

ムビチケとは、映画館のオンライン券（電子チケット）です。

ベートーヴェン捏造をお得に鑑賞できる「ムビチケ前売券」が販売中です。一般料金は1,600円（税込）で、購入者には鑑賞後に特別な絵柄と鑑賞記録がセットになった「ムビチケデジタルカード」がプレゼントされるという嬉しい特典も付いているそうです。

ムビチケに対応している映画館はこちらのMOVIE MARKER総合サポートサイトをチェックしてくださいね。

上映中の映画館と上映時間を調べる方法

ベートヴェン捏造は全国の多くの映画館で上映予定です。以下のURLからぜひお近くの映画館を探してみてくださいね。

※上映劇場が変更となる場合がありますので、鑑賞の前に必ず劇場にご確認ください。

Amazonプライムビデオでの配信はいつから？

現在（2025年8月12日時点）では、映画『ベートーヴェン捏造』のAmazonプライムビデオでの配信予定に関する公式な発表はありません。

一般的に、映画の動画配信は劇場公開が終了してから数ヶ月後になることが多いです。将来的にはプライムビデオで配信される可能性は高いと考えられます。最新情報は公式サイトからの発表を待ちましょう。

舞台挨拶やキャンペーンの最新情報

2025年8月20日には、キャストが登壇するプレミアムナイト（特別上映会）の開催が予定されています（※応募は8月8日にて締切済み）。

今後、公開後などに新たな舞台挨拶やキャンペーンが実施される可能性もありますので、最新情報は公式サイトや公式SNSで随時確認することをおすすめします。

まとめ 音楽史最大のスキャンダルを劇場で目撃しよう

この記事では、映画『ベートーヴェン捏造』のあらすじからキャスト、そして元となった衝撃的な実話まで、様々な情報をお届けしました。

誰もが知る天才音楽家の、誰も知らなかった本当の姿。

そのイメージが、たった一人の秘書の暴走によって作り上げられていく様を、ぜひ劇場の大きなスクリーンでご覧ください。

ピアノが登場する映画やアニメ作品はほかにも数多く存在します。もしご興味があれば、ぜひこちらの記事もご覧ください。素晴らしいピアノ音楽とともに、あなたの心に残る新たな作品と出会えることを願っています。