ピアノ

湯山昭のポップコーンをピアノで弾けるのは何歳?難易度や練習のコツ

2024年9月23日

こんにちは!シェリーです。今回はピアノの発表会やコンクールでも大人気である、湯山昭作曲「お菓子の世界」のなかから「ポップコーン」という曲をご紹介します。

発表会やコンクールでポップコーンを弾いてみたいけれど、「何歳くらいで弾けるのだろう?」「自分にも弾けるのだろうか?」と疑問に思う方の参考になれば嬉しいです!

実は私も、10歳の頃にヤマハのコンクールでポップコーンを演奏し、初めて賞をいただいた思い出の曲なんです。今思い浮かべても、心が弾けるような楽しい気持ちになります。

そんな素敵な曲を、ぜひみなさんにも挑戦していただけたら嬉しいです♪

こんな方におすすめ

  • ポップコーンの難易度や練習のコツを知りたい人
  • ポップコーンを何歳から弾けるか知りたい人
  • 発表会やコンクールでポップコーンを弾きたい人
  • 湯山昭のピアノ曲集「お菓子の世界」に興味がある人
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ポップコーンはどんなピアノ曲?何歳から弾ける?

それでは、以下の項目についてご紹介します。

  • 湯山昭『お菓子の世界』とは?
  • 湯山昭『ポップコーン』の難易度は簡単?練習のコツは?
  • 何歳から弾ける?
  • ゆっくり練習に役立つ動画
  • ポップコーンの楽譜は無料で手に入る?
  • バームクーヘンも人気のピアノ曲
  • キャロリンミラー作曲のポップコーン
  • 金平糖はどんな曲?

湯山昭『お菓子の世界』とは?

『お菓子の世界』は、日本の作曲家・湯山昭さんが作曲したピアノ曲集です。この曲集は、タイトル通りさまざまな「お菓子」をテーマにして作られており、子どもから大人まで楽しめるようなユニークでバラエティ豊かな作品となっています。

曲集の中には、「バウムクーヘン」「金平糖」など、実際のお菓子の名前がついた曲が並び、ジャズ風やクラシック風など、さまざまなスタイルが楽しめます。また、リズムや調性も多彩で、弾き手の表現力が試される曲が多いのも特徴です。

「お菓子」という身近なテーマが、音楽の世界でどのように描かれているかに着目して練習するのは、とても楽しい体験になると思います。

お菓子の特徴やイメージが音楽で表現されていて、まるでお菓子を味わっているかのような甘い気分になれるかも♪

全部で26曲構成

さまざまなお菓子をテーマにした26曲が集まっており、各曲が異なるスタイルや難易度で構成されているため、幅広い演奏者に楽しんでもらえる内容になっています。

湯山昭『ポップコーン』の難易度は簡単?練習のコツは?

『ポップコーン』の難易度は、中級レベルと考えられます。ピティナのピアノステップでは、全23段階中、応用6~7レベルに分類されており、これは下から数えて14~15番目にあたります。したがって、一般的な難易度は中くらいと言えるでしょう。

目安としては、ブルグミュラー25の練習曲を終えたレベルが推奨されます。このレベルに達していれば、基礎的な技術は十分に備わっているはず。しかし、さらに音楽の表現力や、左右の手の独立した動きをしっかり鍛えていないと、この曲をスムーズに弾きこなすのは難しく感じるかもしれません。

具体的に難しいポイントとしては、次のような部分があります。

スタッカートとレガートの対比

スタッカート(弾けるような跳ねる音)とレガート(滑らかに繋がる音)の部分をしっかり弾き分けることがポイントです。こうすると、曲の表情がとっても豊かになります。

ポップコーンが弾ける感じと、メロディーが歌うように進む部分のコントラストがつくと、より魅力的な演奏になるよ♪

調の変化

途中で変イ長調イ長調など、いくつかの調に転調します。特に、臨時記号がたくさん出てくる部分は混乱しやすいので、譜読みのときにしっかりチェックしておくと安心ですね。

リズムの組み合わせ

右手と左手で違うリズムを同時に弾くところも、この曲の面白いけれど難しい部分です。最初は右手と左手のリズムの違いに戸惑うかもしれませんが、片手ずつゆっくりと練習して慣れていきましょう。

何歳から弾ける?

何歳から『ポップコーン』を弾けるかについては個人差がありますが、早ければ小学校低学年以下でも挑戦できる曲です。実際、ピティナのA1級(小学2年生以下の部門)で弾いている方もいらっしゃいます。しっかりと基礎ができていれば、早い段階でも挑戦できるんですね。

↓の動画は、A1級部門で金賞を受賞された小俣萌々花さんのポップコーンの演奏です。非常に素晴らしい演奏です…!

ただし、前述したようにポップコーンは一般的には中級レベルに分類され、決して「簡単」とは言えません。ブルグミュラー25番修了に匹敵するレベルが目安とされていますので、ご自身のレベルに合うか、確認してみてくださいね。

この曲はただ譜面通りに弾くだけでなく、ポップコーンがはじけるイメージやリズムの取り方、どのように表現するかが大切なポイントになります。

ちなみに、私は10歳のときのコンクールで『ポップコーン』に挑戦しました。当時、ブルグミュラー25番を修了していたかは少し怪しいレベルでしたが、この曲を通して難しいテクニックを学ぶことができたと思います。

そのコンクールでは、同じ学年の中にも『ポップコーン』を弾いている子が他にもいました。これを考えると、この曲に挑戦しやすい年齢は小学校低学年~中学年(7歳~10歳)くらいが多いかもしれません。

ゆっくり練習に役立つ動画

『ポップコーン』は、モチーフが少しずつ変化したり、臨時記号が多かったりするので、譜読みの段階で戸惑うことがあるかもしれません。↓こちらの動画では、ゆっくりと演奏されているので、右手と左手でリズムが違う部分もどのように弾いたらよいのかが分かりやすいのでないかと思います。

参考動画:譜読みに役立つ「ゆっくり」お手本~湯山昭作曲「ポップコーン」Akira Yuyama:Pop Corn

今では、YouTubeで簡単に参考動画を見つけられるのでとても便利です。当時、私が『ポップコーン』を弾いた20年前にはこんな動画はなく、先生からお借りしたCDを何度も繰り返し聴いていました。今は、映像で確認できるので、よりイメージしやすくなっていますね。

時代の進化を感じますね、余談でした…(^^)

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ポップコーンの楽譜は無料で手に入る?

『ポップコーン』の楽譜を無料で探している方も多いかもしれませんが、一般的には有料で販売されています。

YouTubeの動画やピアノ教室のブログなどで一部のフレーズや解説を無料で見ることはできるかもしれませんが、楽譜が手元にあれば、譜読みもしやすく練習が効率的に進むので、購入をおすすめします。

全26曲が収録された曲集

全26曲が収録された『お菓子の世界』の楽譜は、次のサイトで購入できます。

価格はどこも1,760円(税込)で、26曲入りなので1曲あたり約70円以下と、コストパフォーマンスが良いです。タイミングが合えば、メルカリなどのフリマサイトでよりお得に手に入れられることもあります。

ユニークで不思議な雰囲気の表紙も魅力的で、練習のモチベーションアップにもつながりそう♪

ポップコーンだけの楽譜

『ポップコーン』だけの楽譜を手に入れたい方には、電子楽譜カノンというサイトがおすすめです。ポップコーン/ピアノソロ 初中級の楽譜が税込360円(2024年9月現在)で販売されています。

「とりあえずポップコーンの楽譜だけ欲しい!」という方には、手軽に購入できるのでぜひ検討してみてくださいね。

バームクーヘンも人気のピアノ曲

『お菓子の世界』には『ポップコーン』以外にも人気の曲がたくさんあります。その一つが『バームクーヘン』で、この曲もピアノ発表会などでよく演奏されます。

『ポップコーン』が軽快で跳ねるようなリズムの曲なのに対し、『バームクーヘン』の序盤はしっとりと落ち着いた雰囲気があり、対照的な魅力を楽しめます。

私のクラスにも、『バームクーヘン』を弾いている子がいて、その大人っぽい曲調が印象に残っています。私は『ポップコーン』を元気よく弾いていたので、内心、その落ち着いた優雅な雰囲気に少し憧れていたのを思い出しました。

あれから時が経ちましたが、今からでも『バームクーヘン』に挑戦して、「大人の甘さ」を表現してみたいものです…^^

キャロリンミラー作曲のポップコーン

同じ「ポップコーン」というタイトルでも、キャロリン・ミラー作曲の別の曲も存在します。湯山昭さんの作品とは異なりますが、キャロリン・ミラーのポップコーンも、軽やかで楽しいリズムが特徴です。

どちらの「ポップコーン」も初心者や中級者に人気がありますが、湯山昭さんのバージョンはより高度なテクニックが求められるため、コンクールにも向いている曲といえるでしょう。一方で、キャロリン・ミラーのポップコーンは、発表会などで弾きやすい曲ではないかと思います。

参考動画:ポップコーン/キャロリン・ミラーPopcorn/Carolyn Miller『音楽会へようこそ!』より

 

金平糖はどんな曲?

『金平糖』も人気のピアノ曲の一つです。この曲は、小さくてかわいらしい金平糖がきらきらと舞う様子を思い浮かべながら弾ける、優しく華やかなメロディが特徴です。

『ポップコーン』と比べると、曲の長さが短く、技術的にも初級レベルなので、ピアノを始めて間もない小学校低学年の子どもでも挑戦しやすい曲かと思います。初めての発表会やコンクールの選曲にもぴったりかもしれませんね。

この曲は短いながらも美しい変化があり、弾いているとさまざまな色の金平糖が目の前に浮かんでくるようです。優しいメロディは、まるで子守唄のような雰囲気もあり、聴いている人を穏やかな気持ちにさせてくれます。子どもたちにも楽しんで演奏してもらえる一曲です。

参考動画:お菓子の世界より「金平糖」湯山昭作曲/宮地薫

ポップコーンを何歳から弾けるかは個人差があるが、一般には7~10歳

いかがでしたか?この記事では、『ポップコーン』の難易度や技術的な特徴、そして関連する他の曲についてもご紹介しました。

『ポップコーン』を何歳から弾けるかについては、個人差がありますが、一般的には小学校低学年~中学年(7歳~10歳)で挑戦することが多いようです。もちろん、ピアノの経験や練習の進み具合によって適したタイミングは異なりますので、無理せず自分のペースで取り組むことが大切です。

ピアノを習っている方は、先生と相談しながら自分に合った曲を選んでみてくださいね♪

最後にこの記事のポイントをまとめます。

ポイント

  • 湯山昭の『お菓子の世界』はお菓子をテーマにしたピアノ曲集
  • 曲集には26曲が収録されている
  • ポップコーンの難易度は中級レベル
  • 目安はブルグミュラー25の練習曲修了レベル
  • 挑戦する年齢は個人差があるが、一般的に7歳から10歳くらい
  • 『ポップコーン』を弾くには表現力とリズム感が求められる
  • スタッカートとレガートの使い分けが重要なポイント
  • 調の変化や臨時記号が多く出てくる
  • 右手と左手で異なるリズムを同時に弾く部分がある
  • 『バームクーヘン』は優雅で落ち着いた雰囲気の曲
  • 『金平糖』は小学校低学年でも弾きやすい初級レベルの曲
  • キャロリン・ミラー版の『ポップコーン』も存在する
  • 無料で楽譜を手に入れるのは難しく、有料で購入するのが一般的

中級~上級の曲にチャレンジしたいという方には、ラフマニノフの「鐘」という曲もおすすめです。重厚な響きと独特なリズムが特徴で、非常に美しい作品です。私は大人になってからコンクールでこの曲を演奏しました。

鐘についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください♪

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